ご先祖様を大事にするのは日本人ならでは!?日本人の死生観は世界的に珍しいという話

  • 8月 21, 2020
  • 8月 21, 2020
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日本人は変わっている!?

 

毎年命日やお盆は墓参りをしてご先祖様の供養を行う、日本の伝統的な文化ですね。死者が年に一度帰ってくるという信仰に基づいたこの風習は日本全国で見られます。

 

日本とは少なからず違う文化色を見せる沖縄でも、お墓参りを行いご先祖様を供養します。(沖縄のお墓参りは毛色が違い、ピクニックをしているかのごとくお墓の前で家族みんなで食事を楽しむそうです!)

 

しかし!こうしたご先祖様を祀り大切にしようとする習慣は世界的に見てとても珍しいということを知っていますか?

 

この記事を読むと、普段当たり前だと思っていた私たちが一風変わった民族のように感じられるでしょう!

 

 

日本人はどんな民族なの?

 

日本人は自然とともに歴史を紡ぎあげてきました。海山川と平地がそろった珍しい地域に、四季という移ろいも存在している。恵みもある一方でがけ崩れや洪水が発生し、あつ~い夏があれば氷点下になることもある。

 

日本の自然は私たちを豊かにすると共に、ときには命を奪うこともある。そんな人間ではどうしようもない自然を、神様と呼んできたのが日本人なんです!

 

それに対し、ヨーロッパのような地域ではキリスト教を信仰している人が多いです。これは、動物を狩ることで命をつないできた狩猟文化の影響と言えるでしょう。

 

 

まず最初に神が人間を作ったあと、動物を人間の下僕として作ったというキリスト教の神話は、動物の命をもらって生きるヨーロッパの人々にとって自然と受け入れられる信仰のカタチと言えるでしょう。

 

つまり!ヨーロッパの人々は自然を『生きる為に奪うもの』とし、日本人は『恐れ敬うもの』として今まで生きてきたのです!

なぜご先祖様を敬うのか?

 

では話を戻して、ご先祖様を敬う日本人は世界的に見て珍しいという話をしましたよね。

 

自然を敬うことはわかったけど、じゃあなぜご先祖様も敬うのか。察しのいい人ならもうピーンと来ているでしょう!

 

その答えは、ご先祖様=神様だからです!!

 

 

昔から、人々に強い影響を与えた人を死後に神として祀ってきたのが日本です。有名な江戸幕府を開いた徳川家康、明治維新の功労者である吉田松陰なども神様になった人の一例です。

 

そして、現在でも日本人は先祖のことを「ご先祖様」、「ホトケ様」といい、死んだ人を神様として祀ります。強い影響を与える自然だけでなく、同じく強い影響を与えた人に対しても、日本人は神様として死後も大切に感謝を重ねるんです。

 

それゆえに、日本では死者への冒涜を犯しがたい禁忌とし、死は神聖なもののように描かれます。

 

例えば、『バイオハザード』というゲームをご存知でしょうか?バイオハザードといえば映画化もされた日本のカプコンから発売された大人気サバイバルホラーゲーム!

 

 

このバイオハザードという作品は、とある研究組織が開発したウイルスが流出し、感染した人間がそのままゾンビと化す世界で主人公が生き延びるために奮闘する物語です。

 

ん?なんの話?と思った人もいるかと思いますが、一度先に進ませてください。

 

続いて、『ウォーキングデッド』という海外ドラマはご存知でしょうか?世界中で大人気アメリカドラマ番組です。バイオハザードは聞いたことがなくても、ウォーキングデッドなら知っているという人もいるでしょう。

 

こちらの作品では、ゾンビが蔓延した荒廃するアメリカを、主人公たちが安息の血を求めて旅をする物語です。作中では、ゾンビに食われた人間は高熱を発した後に死亡し、ゾンビに変わり果ててしまいます。

 

勘のいい人はもう気づいたかもしれません。そう、日本のゾンビ映画では『生きた人間』が化け物になり人を襲うようになるのに対し、海外では『死んだ人間』を化け物に変え、生きた人間を襲わせているのです。

 

これは、もちろん海外では土葬も多く死体が残っていることに対し日本は火葬が主流で死体を化け物に変える設定は無理があるという見方もできますが、その一方で死者を神聖視する文化から死者を蔑ろに扱うことを避けているようにも取れます。

 

こういったところにも、自然と神、そして先祖を敬う日本人の精神性が表れているのです。

 

先祖崇拝をする国は他にあるのか

ここまで話してきた日本の先祖を敬うある種の信仰は、世界的に見てとても珍しく、日本を除くと東アジア地域と太平洋の一部の島々にしか見られません。

 

日本人がご先祖様を大切に敬うという姿勢は、世界的に本当に珍しい物なのです。海外ではお盆の時期といえばバカンスのシーズンですし、ご先祖様よりも観光地が一般的ですね。

 

「個人的に祖父(祖母)を尊敬している!」という人は多くいるでしょうが、国民全体で一律に敬うなどといった習慣がないのは、敬うべきご先祖様というと聖書に名を連ねる聖人レベルになってくるからかもしれませんね。

 

 

おわりに

人間だろうと自然だろうと、自分たちに強く影響を与える存在を神として奉る精神文化が、日本に八百万と形容される無数の神々を生んできたのでしょう。

 

ご先祖様を大切にするのは日本人のアイデンティティです。これからも大切に、この習慣が当たり前のものとして続いていってほしいですね。

 

それでは、今日はここまで!

 

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